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「(マクロンは)フランスは革命でできていることを忘れてはいけない」by・パリ市民




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●疋田多揚2018.12.15 07:00AERA
「マクロンはやっぱり金持ちの味方」フランスの怒りのデモは止まらない
https://dot.asahi.com/aera/2018121400073.html

 燃料税の増税に端を発した反政府デモは4週間続き、やむ気配がない。「もうマクロンは信じられない」。失望は怒りへと変わっている。
  *  *  *
 私が初めて「ジレ・ジョーヌ」(仏語で「黄色いベスト」)運動を目にしたのは11月23日のこと。フランス東部、スイスとの国境沿いの小さな村でのことだった。幹線道路の片側が何台ものトラックで埋められて封鎖され、ジレ・ジョーヌを着た人々が交通整理をしていた。

 確かに実力行使だが、片側は通している。そもそも辺境で交通量が乏しく、大して妨げにもならない。人々は交差点脇でたき火をたいて談笑している。警備中の憲兵までなぜか黄色いベストを着ていた。どこか楽しげで、のどかな光景だった。

 その背景にどれほどの怒りがあり、それが政権を追い詰めることになるのか、その時はわからなかった。

 ジレ・ジョーヌと言えば、毎週土曜にパリで車両が燃え、店が荒らされる映像が流れるが、12月8日のデモの参加者13万6千人のうち、パリ市内はわずか1万人だ。パリの参加者も郊外や地方から来ている人が多い。

 運動の中心はあくまで地方だ。

 12月中旬、仏中部のロワール川の源流近く、レース編み物やレンズ豆で有名な人口2万人弱ほどのルピュイアンブレに私は向かった。マクロン大統領が4日、暴徒による被害を確認に訪れた街だ。

 郊外の交差点脇の空き地では、20人ほどの参加者が、夜の暗がりでたき火を囲んでいた。音楽が鳴り、ソーセージや炭酸飲料を持ち寄って話している。座り込みの抗議運動だ。

「環境を大事にするのは賛成。許せないのは、私たちの税金を政府が横領していること。金持ちは金を持ち続け、中流階級はひたすら働き続ける。政府は企業や銀行の税逃れも放任。もうマクロンを信じられない」

 看護師のソフィーさん(52)はそうまくしたてた。勤務先の公立病院では人手が足りず、緊急の患者でも6時間待たせることがあるという。「マクロンは私たち国民のことなんてどうでもいいと思っている。でも、この地方でこんなにデモが続いたのは初めてのこと。フランスは革命でできていることを忘れてはいけない」

 傍らを行き交う車が、次々とクラクションを鳴らす。運動を応援するメッセージだ。

 毎月の障害者年金600ユーロ(約7万8千円)を頼りに独りで暮らす元トラック運転手のルネ・ボジックさん(55)は、32歳のソーシャルワーカーの息子から仕送りを受けている。「国会議員の数をまず減らすべきだ。どうせ我々に耳を傾けないんだから、いたっていなくたって一緒だ。マクロンも外交に力を入れる前に、まず自分の国をどうにかするべきだ」

 4週間、全土で続いたデモに、政権は燃料増税の1年間凍結や最低賃金引き上げ表明に追い込まれた。だが、デモはなおやまない。

 彼らの怒りの根底にあるのは、政権の企業寄りな政策への不満だけでなく、政治不信だ。「自分たちは無視され、誰にも代表されていない」という、諦念の一方でくすぶり続けた思いが燃料になっている。

 ジレ・ジョーヌはSNSの呼びかけに応じて、自発的に集まった。政党や労組といった組織に代表されることも拒む。リーダーもいない。だから多くの野党も、運動を政治的エネルギーに変える好機のはずなのに、拒否されるのを恐れて連携へ及び腰になっている。それだけ新しい運動なのだ。

 マクロン大統領は政権発足以来、最大の危機を迎えている。

「古い政治からの脱却」を掲げ、政党組織も地盤もなかった彼にとって、まさに「アンガージュマン(参加)」を呼びかけてきたのが、こうした無党派層だったからだ。ジレ・ジョーヌは今、皮肉なことに、マクロンに対抗する形でアンガージュマンにのめり込んでいる。 (文中一部敬称略)
(朝日新聞国際報道部・疋田多揚[パリ])
※AERA 2018年12月24日号



フランスは、
「パリは燃えているか」
なんだろうなって思いますね。

つーより、
日本人が可笑しいだけかもしれない。
政権も、
政権よりの情報を流すメディアも、
可笑しいってことよね、。。。



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